• 2025.12.13

【箱根・一の湯新館】一泊二日の記録(第1部)

はじめに 2020年10月、コロナ禍の箱根へ。 今振り返れば、世の中全体がどこか張りつめていた時期だった。人の流れも、会話も、旅そのものも、少しだけ慎重になっていた頃。 そのような中での、一の湯新館。娘が生まれる前、妻と二人だけで出かけた、一泊二日の箱根旅です。 まずは小田原で、旅の下地をつくる こ […]

  • 2025.12.13

【箱根・一の湯仙石原品の木】宿泊記(第2部)

はじめに ー起床、そして朝の静けさー 目が覚めたのは、いつもより少し早い時間でした。旅先の朝というのは、なぜか自然に目が覚めます。 窓の外は静かで、仙石原らしい澄んだ空気が部屋に流れ込んでくる。まずは何も考えず、浴室へ。 一回目の温泉(起床直後) 夜の間に少し温度を落とした湯船に、ゆっくりと体を沈め […]

  • 2025.12.13

【箱根・一の湯仙石原品の木】宿泊記(第1部)

はじめに ─チェックインから就寝まで。湯と食の夜を丁寧に辿る─ 2020年6月7日。コロナ禍の最中、箱根・仙石原「一の湯 仙石原 本館 品の木」に妻と二人で向かいました。まだ娘は生まれる前、だからこそ味わえる二人だけの静かな時間がそこにはありました。 現地へは昼に到着。チェックイン前に立ち寄ったのは […]

  • 2025.12.12

【箱根・一の湯本館】朝の湯、朝食、そして湯本の散歩まで(第2部)

はじめに 箱根・一の湯本館。 旅の二日目は、いつもより静かに始まる。夜のうちに何度も湯の往復を繰り返したせいか、朝は身体の芯がよくほどけている。窓の外の空気はまだ冷たく澄んでおり、障子の隙間から差す光が室内を柔らかく照らしていました。 今日は朝湯、朝食、チェックアウト、そして箱根湯本の小さな散歩がテ […]

  • 2025.12.12

【箱根・一の湯本館】チェックインから就寝までの湯と食の夜を丁寧に辿る(第1部)

はじめに 箱根の塔ノ沢に佇む、一の湯本館。古くから箱根湯本の湯治場として知られるこの宿に、私と妻は宿泊に訪れました。 娘が生まれる以前の二人だけの旅─湯に浸かり、部屋の湯に戻り、食事をゆっくりと、という単純だが濃密な時間を過ごすためです。 到着してから就寝まで、繰り返し味わったのは「湯→酒→湯→食→ […]

  • 2025.12.11

【風祭・えれんなごっそCAFE107】箱根へ向かう「ひと息」のための場所

はじめに 箱根へ向かう電車の窓外に見える、少しだけ賑やかなあの風景。私は旅の始まりに、あの場所でほんの少し立ち止まるのが好きです。 今回ご紹介する「えれんなごっそCAFE107」は、まさにその「立ち止まり」と相性のいい場所で、私たちは宿へ向かう直前にここで一品と一杯、あるいは一杯と小さなつまみを手に […]

  • 2025.12.10

【夢庵】見つけた、昼下がりの静かな贅沢

はじめに 12月9日、火曜日の夕方。 冬の陽が西へ傾きかける頃、ふらりと店の前を通り過ぎるたびに、いつもと違う顔を見せる時間帯があります。平日夕方の食事処は、昼の喧騒が収まり、夜の混雑にはまだ早く、人の動きがふと間延びするような「間」の時間なのです。 今回、夢庵へ向かったのはまさにその時間—午後4時 […]

  • 2025.12.10

【はま寿司】二日酔いの舌に寄り添う寿司はどれなのか

はじめに 二日酔いの朝は、世界が少しだけ鈍く、重く感じられます。 光も音も味も、普段の輪郭を少しぼかしてしまう。そんな日、私は「何を食べれば身体が楽になるだろうか」と考えながら回転寿司のテーブルに座っておりました。 結論めいたことを先に言えば、私なりの答えは「寿司」。酢飯のほのかな酸味と温度、そして […]

  • 2025.12.08

【サイゼリヤ】ワインを試飲 — 日曜の昼下がりにて

はじめに 12月7日、日曜日。 外は冬の気配が深く、日差しが低く差し込む日曜の昼下がりのサイゼリヤ。 今回の訪問目的はずばり「ワインの検証」。別の店で先に飲んだベルデッキオ(Verdicchio(ヴェルデッキオ)」白ワイン)が、サイゼリヤでも提供されているという情報を掴んだため、実際に皿を並べ、飲み […]

  • 2025.12.08

【Roost】黒板と大皿、子どもたちの笑い声

はじめに 12月7日、日曜日。12月の冬の陽ざしは、北風の輪郭を柔らげるように差し込んできます。 この日は友人夫妻とその息子二人、それに私たち夫婦と娘一人、合計七名での滞在となりました。子どもたちがあちこちで声を上げ、笑い合う中、2階の座敷に腰を落ち着けて、その様子を眺めながらゆっくりと食卓を整えま […]

  • 2025.12.06

【新宿エール】ライブ前の静かな儀式

はじめに 10月25日、土曜日。 人は大切な夜の前、わずかな「儀式」を欲する。 それがコーヒーであったり、短い散歩であったり、あるいは一杯の酒であることも。 私にとってはビールでした。 今回の儀式は新宿歌舞伎町の片隅にあるクラフトビール工房、新宿エールでの一杯。 この店は、歌舞伎町セントラル通りに2 […]

  • 2025.12.05

【新宿・博多天神】クラブへ向かう夜に選びたい、替え玉文化を手早く味わう一杯

はじめに 酔いと夜の高揚感を抱えたまま、あるいはこれから夜を長く過ごす前に─そんな時に安心して駆け込めるのが、博多ラーメンの王道を手早く出してくれる「博多天神」。 今回は新宿東口駅前店を訪れ、らーめんと無料の替え玉をいただき、卓上調味料で味変をしながら夜を控えたひとときを満喫しました。 以下、当日の […]

  • 2025.12.05

【平塚・博多糟屋らーめんあかつき】博多の流儀でいただく、替え玉まで楽しむ一杯

はじめに 駅から少し歩いた路地に、ふと懐かしい豚骨の香りが漂う。 最近、東海大学周辺を歩き回る機会が増え、学生街ならではの“ラーメン激戦区”を改めて実感しています。その中でも今回立ち寄った「博多糟屋らーめん・あかつき」は、博多ラーメン由来の潔い構成と、替え玉で仕上げる楽しさをしっかりと教えてくれるお […]

  • 2025.12.05

【小田原・ガンテツ】終電前に寄る、香り高い醤油の一杯。外席で味わう夜の余韻

はじめに 飲み歩きの帰り道、ふと「締めの一杯が欲しい」と思ったら自然に足が向く店がいくつかあるのですが、私にとって小田原の「ガンテツ」はまさにそんな店の一つ。 駅前という利便性、深夜まで開いている安心感、そしてどこか親しみやすい器と丼の存在感─そうした要素が重なって、酔いの抜けかけた頭にもすっと入っ […]

  • 2025.12.05

【平塚・味の味噌一】老舗で味噌の温もりを—再訪して感じたこと

はじめに 先日、学生時代を思い出しながら秦野の「味の味噌一」へ足を運びました。 サッカーの帰りに友人と通ったあの店。あの頃の記憶を胸に、久しぶりにカウンターに腰掛けて、スタンダードな味噌ラーメンをいただきました。 結果は…期待を裏切らない、懐かしくも芯のある一杯。 以下、丁寧に記しておきます。 店の […]

  • 2025.12.05

【二宮・ラーメンショップ椿】旅の途中に寄りたい、「ねぎラーメン」の小さな歓び

はじめに 箱根や熱海、伊豆へ向かう道すがら、ふと立ち寄ったラーメン屋。 今回の目的はずっと気になっていた「ラーメンショップ椿(椿系)」のねぎラーメン。 全国各地に“ラーショ”(ラーメンショップ)系の店は散らばっていますが、ここ二宮店の一杯は、旅の途中にちょうど良い満足感を与えてくれました。 以下、で […]

  • 2025.12.05

【二宮・くるまやラーメン】旅の途中で出会った「辛ねぎ味噌」の満足感

はじめに 箱根や熱海、伊豆へ車で向かうとき、ちょうどいいタイミングで見つかるのが「くるまやラーメン」。 今回は二宮店に立ち寄り、定番の味噌ラーメンの上にたっぷりの辛ねぎを載せた「辛ねぎ味噌ラーメン」をいただいてきました。 赤みを帯びたネギの山から漂う香りだけで食欲が刺激される、そんな一杯の記録を丁寧 […]

  • 2025.12.05

【小田原・らーめん小林屋】箱根や伊豆へ向かう道すがらの“ちょうどいい一杯”

はじめに ー記憶の一杯をもう一度ー 箱根や熱海、伊豆へ向かうとき、ふと立ち寄りたくなるラーメン屋がいくつかあります。 小田原の「らーめん小林屋」は、まさにそんな位置づけの店—行き先のワクワクと旅の気配を帯びた空気の中で、ふっと体の芯を満たしてくれる“ちょうどいい一杯”を出してくれる店です。 今回は、 […]

  • 2025.12.05

【平塚・めん屋一徹】深夜の思い出と、久しぶりの一杯

はじめに 2025年3月5日、火曜日。 久しぶりに暖簾をくぐった「めん屋一徹」。 学生時代に深夜のゲームセンター帰りに寄った店。 あの頃の記憶は、雑多でどこか甘く、しかしラーメンのことだけはくっきりしている―今回の再訪は、そんな「時間のつながり」を確かめに行く旅でもありました。 外観と立地メモ 国道 […]

  • 2025.12.04

【熱海・マルヤテラス】元旦 — 生ビールと鯖サンド、小さな振る舞い酒の幸せ

はじめに 2021年、元旦の朝。 熱海銀座の賑わいを少し抜けて、いつものようにマルヤテラス(MARUYAテラス)へ向かいました。 これまで何度も立ち寄っている場所で、ここに来るときはほんの少し肩の力が抜ける―そんな気分になります。 今回も手軽に楽しめる名物を求めての訪問でしたが、結果として「小さな幸 […]

  • 2025.12.04

【熱海・シーサイドスパ&リゾート】元旦日帰りの湯と樽酒の振る舞い

はじめに 2021年1月1日、熱海。元旦の朝―普段とは少し違う時間の流れ。 静かな海、ゆっくり開く店、そして日帰りで温泉に身をゆだねるという贅沢。 私たちは元旦に、熱海シーサイド・スパ&リゾートの日帰り入浴を選択。 狙いは単純。良い湯に浸かり、露天からの海を眺め、湯上がりにちょっと冷えたビールをひと […]

  • 2025.12.04

【伊東・杉国商店】オレンジビーチすぐそばで、朝のビールと干物を

はじめに 2020年12月31日、大晦日。天気に恵まれた朝、伊東のオレンジビーチへ向かう途中。 いつものように杉国商店に立ち寄りました。 ここは海辺の散歩のついでにふらりと寄れる、干物屋兼食堂のようなお店。朝の冷たい空気、海の匂い、そして干物を炙る香り—そんな場面がすっと重なって、毎度ながら心が満た […]

  • 2025.12.04

【伊東・大東館】離れ洋室の宿泊記

はじめに ─ 湯に浸かり、干物を焼き、酒を傾ける「五つの湯」詳細レポート ─ 2020年12月31日(大晦日)コロナ禍の大晦日。世間は静まり返る一方、私たちには小さな祝祭がありました。 この日の宿は伊東温泉大東館。 部屋は本館ではなく、離れにある洋室部屋。 この扉から外へ出ると離れ部屋があります。 […]

  • 2025.12.03

【飯田橋・ルクープシュー】久しぶりの“いつもの場所”で味わう安心のフレンチ

はじめに 飯田橋のル・クープシュー(Le Coupe Chou)へ。 妻と二人で伺いました。 移転前の新宿時代から足を運んでいた店。 扉を開けた瞬間に「あの空気」が戻ってきたようで、心がほっとほどけるひとときになりました。 以下は当日のコース(私たちは5500円のBコースを選択)を中心に、料理の印象 […]

  • 2025.12.03

【新宿・立吉】串を数えて、酒を傾ける夜

はじめに 新宿の雑踏を抜け、ふと見つけるビル。 その中の小さな暖簾。 そこが私にとっての「立吉」。 繁華街の喧噪を受け止めるような落ち着いた佇まいの店内は、一歩入ると時間の流れが少しだけゆっくりになります。 仕事帰りの会社員、ひと呼吸つきに来た常連、そして観光客らしき人影も交じる賑わいの中に、いつも […]

  • 2025.12.02

【銀八鮨】昼の贅沢 — 「すしとアラ煮御膳」を中心に

はじめに 12月2日、火曜日。 家族で銀八鮨のランチへ伺いました。参加者は私、妻、娘、それに私の両親と義父の合計6名。 普段の食事より少し贅沢を、と皆で話しながらの穏やかな昼下がりになりました。 今回、私がメニューの中から選んだのは「すしとアラ煮御膳」。写真にもあるとおり、鮮やかな赤い身が印象的なア […]

  • 2025.12.01

【土肥・頬杖の刻】2泊3日の旅(第3部)

はじめに 2024年4月18日(木)ー朝食、最後の湯、チェックアウト、下田へ、帰路の魚仕入れ、自宅での捌き仕事ー 最終日。旅の終わりは、ゆっくりとではありますがやってくるもの。 最終日の朝、窓外はあいにくの早朝霧か薄曇りが残っていたものの、刻一刻と変わる海の色に目を細めながら、私はいつものように朝風 […]

  • 2025.12.01

【土肥・頬杖の刻】2泊3日の旅(第2部)

はじめに 2024年4月17日(水)ー朝食(エッグベネディクト特集)〜修善寺散策〜戻って夕陽と夜ー 朝の光は思ったよりも柔らかく、カーテンを開けると桜の名残の緑が朝露をまとってきらきらしていました。 旅先の朝はどうしてこんなにも心地よいのでしょう。昨晩は湯と海と小さな肴で十分に満たされたのだが、朝食 […]

  • 2025.12.01

【土肥・頬杖の刻】2泊3日の旅(第1部)

はじめに 2024年4月16日(火)—娘の生まれる前のまだ二人だけの旅ー 西伊豆・土肥へ向かう道中は、いつもより少しだけ心が浮き立つ。今回は「頬杖の刻(ほおづえのとき)」という宿に泊まり、海を前にした静かな時間をたっぷりと贅沢に使うことにしました。 出発は昼下がり。伊豆の緑が深まり始めたこの季節、道 […]

  • 2025.11.30

【幸楽苑】郡山ブラックの日 — 郡山ブラック素ラーメン餃子セットのレポート

入店〜オーダーの流れ 11月30日、日曜日。 この日は幸楽苑の「郡山ブラック」フェア開催期間中で、狙って伺いました。 到着してメニューを確認すると、フェアのPOPが。 私と妻は「郡山ブラック 素ラーメン+餃子セット」(私の注文は大盛りに変更)を。 娘にはお子様ラーメンをお願いしました。 車で来店した […]

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